太陽のような林檎

徒然なるままに夜もすがらPCに向かうジャニヲタの戯言。サイト名の元ネタは、米津玄師さんの『乾涸びたバスひとつ』の歌詞から。

立つ鳥

タッキー&翼が、解散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紙切れ1枚で「終わり」と言われたファンの皆さんの心境はいかほどのものか、想像してもしきれない。しかし、私が部外者だからこそ言えることだが、あの状況ならあれで良かったのだろうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おそらく、様々な諸事情を鑑みてのあの発表の仕方だったのだ。

「解散」というファンにとっては何よりも重大な事柄とはいえ、日本のあちこちで災害が起きて混乱している中、病人を無理やり出してまで会見を行うのは、世間への心証があまりにも悪い。

 

 

 

何故出てこないのか、とユーザー名にクリップの絵文字をつけた奴らがギャーギャー言っていたが、Nさんが可愛がっていた後輩は今、メニエール病を患っている。本人の気持ちは別として、体調が芳しくない以上、表に出ろというのは無茶な話だ。療養のために退所すると言っているのに、無理をして病気がひどくなることがあれば本末転倒である。

本来ならタッキーだけでも会見を開いて経緯を説明するところだが、解散の6日前に大型台風が西日本を襲い、4日前に北海道で巨大地震が発生した状況で、のうのうと会見を開いて「解散します」と言ったアーティストが未だかつていただろうか。そんなことをするアイドルの解散を誰が悲しむだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

盛大に話がそれてしまった。推しの時に好き勝手言われた恨みつらみが溜まっていたようだ。話を戻そう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タッキー&翼の活動が素晴らしいものだったからこそ、彼らが彼ら自身で決めた最期だからこそ、ごちゃごちゃして終わってほしくなかった。解散後にもめる姿はもう見たくない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だから、あれで良かった。

結果はあまりにも残酷で、『終わり良ければ全て良し』とは口が裂けても言わないけれど、散ったあとのそこはあまりにも綺麗だった。行く先の憶測はあっても、潰された云々の憶測はほとんどない。今のところは、残された人たちの不安が延々と続くような状態にはなっていない。

悲しみはファンの間でずっと続いていくが、決してそこに不安がついて回ってはいけない。近頃のこの界隈を見ていると、そんなことばかり思ってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

跡を濁さずに飛び立った鳥の行く末に、幸あれ。