戯言

あれから何日経ったのか、数える気力も湧かない。涙も声も枯らしてようやく落ち着いたので、ここに気持ちを書き留めておこうと思う。
ちなみに私は８周年の時からエイトを追っている永遠の新規なので、その点はご了承願いたい。

音楽を学びたい。彼は報道陣を前にそう言った。

横には長年連れ添い、信頼し、愛してきたメンバーがいる。

彼の眼はあまりにも真っすぐで、何も言えなかった。

彼はとことん嘘がつけない人だ。それ故に誤解される事もあったが、ファンにとってはその正直さがとてもありがたくて心強かった。何度も何度も助けられた。まさかそれが首を絞める時が来るなんて、誰が想像しただろう。何なら本人も想像しなかったかもしれない。

誰も悪くない。だから苦しい。今日もTLはため息で染まっている。

当の私はというと、案外ケロッとしている。涙が枯れたのもあるんだろうが、「彼が死ぬわけではないのだ」と開き直っている。あの会見と事務所の対応を見る限り、円満な退所だと感じたのもある。

それでもまだ、苦しい。

あの日からネットニュースは彼のスーツ姿で染まっているので、迂闊にネットが見られない。リアルでジャニヲタであることを公言しているので、今回の件についてコメントを求められる。

そして何より、関ジャニ∞が聴けない。

会見直前にラジオでメンバーが流した「LIFE」、あまりにも歌詞がドンピシャな「青春のすべて」ならまだしも、まさか「イッツマイソウル」で泣くとは思わなんだ。しかも会見当日はまだ聴けていたのに、日が経つごとに聴けなくなる。

日常に戻ってもどこか上の空で、肌が白い彼のように忘れものを連発、おまけに今日は寝坊してだだっ広いキャンパスを全力疾走する羽目になった。

永遠の新規でさえこんな有様なのだ。関係者各位、メンバーはこの比ではないだろう。彼の決断はあまりにも重い。

でも、嫌いになれない。

むしろ、余計に好きになる。

惚れた弱みだけじゃ説明がつかない何かが、私の心を掴んで離してくれない。

かねてから思っていたが、改めて言わせて貰おう。

貴方はなんて罪な男なんだ。

先のことなんて分からない。1年後に私がeighterを名乗っているのか、名乗っていないのか。今後の歌割、演出、海外公演の有無、すばるさんの行く先。

何もかも分からないけれど、きっと彼、渋谷すばるからは目を離さないのだろうと思う。

貴方の明日が見えなくても、私はずっとここにいる。

彼に1つだけ求めるとしたら、

貴方が今まで進んできた20数年、

貴方とともに進んでいた7人、

貴方と競った沢山のライバル、

貴方を陰で支えてきた関係者やスタッフ、

貴方と出会い魅せられたファンを、忘れないでほしい。

私はそれだけで満足なのだ。

勉強して帰国したら、ひっそり戻ってきても良いんだよ。一発蹴るけど。

最後にもう一つだけ。

ヤスくん、背中お大事に。